【 豚の豆知識 】
~ おもろアグーの豆知識 ~
アグーはなぜ「幻の豚」?
琉球王朝時代から戦前までは、農家の庭先で飼育されていた島豚ですが、戦争と戦後の食料事情で、
体が小さく成長も時間がかかり、一度に出産する頭数が少ないアグーは外来種(白豚)の導入で一気に数を減らしてしまいました。
絶滅の危機に気がついたときにはすでに18頭にまで減っていました。
おもろアグーってどんな豚?
原種の琉球在来豚「アグー」は、14世紀後半に中国から琉球に伝わった黒毛の豚です。
顔が長く耳はたれ、腰は低く湾曲し、お腹は地面に着くほどどっしりとしています。小型で繁殖率が低く成長が遅い為、
とても希少なお肉といわれるようになりました。
おもろ牧場では、琉球在来豚アグーに食品残さを利用した発酵飼料をあたえ、「おもろアグー」として
繁殖・飼育・食品加工・販売を行っています。
放牧で、ゆったり育てています
沖縄県国頭郡安田(沖縄本島北部、通称やんばるという自然地域)の29,000坪の広大な牧場に
「おもろアグー」は放牧されています。のびのびと育った豚は、狭い豚舎で生じるストレスはなく、又、大自然のなかで
運動するので骨が太くなりその周りにお肉もたっぷりついて、より健康で肉質のよい豚となっていきます。飼料は体調を整える
自然草・ヨモギ、いも類、食品残渣を利用し配合した独自の発酵飼料を与えていて豚舎内は自然清浄を保ち、消毒は行わず、なるべく
自然に近い形でゆっくり育てています。
ヘルシー志向の方、女性にもオススメ
琉球在来豚アグーの肉は、一般の豚と比べてコレステロール値が4分の1、
うまみ成分のグルタミン酸が3倍近くも含まれています。
肉は臭みがなくさっぱりとした味わいで、赤身はきめが細かく、とろける脂身が甘く香り高いのが特徴。
やわらかさの中にも程よい弾力があり、口に含むとその絶妙なバランスを堪能できます。
~ 沖縄版豚肉基礎知識 ~
沖縄では「豚は鳴き声以外はすべて食べる」といわれているぐらい愛食されています。ここでは豚の部位名(沖縄の方言名)・特徴を紹介します。
- 1.顔の皮(チラガー)
- ほとんどがタンパク質で構成され、コラーゲンもたっぷり。
- 1.顔の皮(チラガー)
- ほとんどがタンパク質で構成され、コラーゲンもたっぷり。
- 2.耳(ミミガー)
- 皮と軟骨が主成分の部位で、こりこりとした歯ごたえがあります。
- 3.舌・タン(シバ)
- 根元の部分は脂肪があるため柔らかく、タウリンが豊富。
- 4.ほほ肉・トントロ(クミカンジシ)
- 鮮やかなピンクの霜降りが入り、マグロのトロのように見えることからトントロと呼ばれています。
- 5.首肉(クビジリ)
- 首の付け根から下あごにかけて脂肪が細かく入り、しっかりとした歯ごたえが特徴です。
- 6.前肉(グーヤーヌジー)
- 赤身が多く、肉本来の味が楽しめる部位。
- 7.豚足(テビチ)
- 美容と健康に欠かせないコラーゲンやゼラチン質が豊富に含まれています。
- 8.豚足(チマグ)
- 肉はほとんどなく皮と骨だけで、ゼラチン質が大量に含まれています。
- 9.ばら・三枚肉(ハラガー)
- 赤身と脂肪が層になり、きめはやや粗くコクと風味があります。骨付きのものはスペアリブと呼ばれています。
- 10.小腸(ビービグヮ)、11.大腸(ウフワタ)
- 小腸・大腸あわせて、中味(モツ)として売られています。
- 12.もも(チビジリ)
- 赤身の代表的な部位。ヒレの次にビタミンB1を多く含んでいます。
- 13.そともも(フカムムジシ)
- 脂肪が少なく、淡白な味で煮込み料理に向いています。
- 14.肩ロース(ボウジン・Bロース)
- 赤身の中に脂肪が粗い網状に混ざり、コクがあり濃厚な味です。
- 15.ロース(ボウジン・Aロース)
- きめが細かく、肉質も柔らかいヒレの次に高級な部位。
- 16.ヒレ(ウチナガニー)
- 脂肪はほとんどなく、柔らかい肉質でもっとも良質の部位。ビタミンB1が一番多く含まれています。
- 17.肩(メージン)
- 筋肉質で程よく脂肪分が混じり、しっかりとした旨みがあります。
- 18.レバー(チム)
- ビタミンAやB1、B2、鉄分などミネラルを豊富に含んでいます。